|
毎年この時期はブルゴーニュやイタリアの著名生産者の
リリースが相次ぎ市場を賑わせます。
期間が集中してのリリースだけにどんどん仕入れるわけにもいかず
どれを選んでよいか迷います。
毎年仕入れているものでも、近年のユーロ高とワインの需要の高まりをバックに
値上がりを続けていて、策円と同じ値付けは難しくなっています。
先日もコート・ド・ニュイの最高峰という生産者の割当ての案内が
きましたが、値段を見て気分が萎んでしまうほどです。
無茶な値段とは思いませんが、かなりの高額で
グラン・クリュでもないのに当店の設定価格で3〜4万円です。
グラン・クリュの割当は無いので見当もつきませんが
5万円以下で販売するのは難しいでしょう。
最高峰のワインは僅か1樽程度を世界中で争っているので
日本には僅か数十本でしょうが、それになると正規インポータールートでなければ
ロマネ・コンティ並とはいいませんが、軽く20〜30万円になってしまいそうです。
「偉大な2005年」という評判を背景にしても、かなり高いので
今年は諦めようかと思います・・・本当は一回でもパスすると
来年の割当がもらえそうに無い気がして心残りなのですが。
どうやら今年ばかりは、“割り当て品”もあまり嬉しくありません。
現実的に売れそうなものが本欧に少ないんですよ、トホホです。
それはさておき、6月号の製作中です。
夏に向かって新入荷品は少しづつ減っていきますが
魅力的なバック・ヴィンテージを中心に
高価になってしまった新ヴィンテージの分が
挽回できるかなと思っています。
|
|