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ISCとは、International Spirits Challengeの略です。
ウイスキーの本場、イギリスで開催される
国際的な酒類コンペティションのひとつです。
審査員は全員ウイスキーづくりのプロフェッショナル
つまり、世界の名だたる蒸溜所のブレンダーやディスティラー
といった製造責任者たちなのです。
だから、その審査の結果は毎年業界の注目するところでして
今年のISC2006の最高賞はサントリー「響30年」が選ばれました。
というお話は前回この酒道にてお伝えした所です。
また毎年12月に実施される審査員ミーティングが、
今年は初めて日本で行われました。
デイアジオの元マスターブレンダーのイアン・グリーヴ氏や
バランタインの元マスターブレンダーのロバート・ヒックス氏
そして、サントリーの輿水精一さん
など、錚々たる面子です。
そして、審査員のサントリー山崎蒸溜所訪問では、
「原酒の多彩さにあらためて驚いた。特にミズナラの原酒は
ジャパニーズウイスキーならでは」※ミズナラとは樽材のことです。
「伝統的なウイスキーづくりへのこだわりや品質レベルの向上に驚いている」
との声が上がりました。
この様な評価を受け、同じ日本人として大変誇らしいですね。
あわせて審査員の来場を記念して
サントリーのチーフブレンダー輿水精一氏と
山崎蒸溜所工場長の宮本博義氏がホスト役を務めた
「プレミアムウイスキーセミナー」が開催されました。
スコッチ・アイリッシュ・バーボン・ジャパニーズと
ウイスキーづくりのプロが集まるということで、
東京や大阪のプロのバーテンダー60名もかけつけ、
「日本のウイスキーづくりを語る」トークセッションや
「審査員秘蔵のウイスキーテイスティング」など、
蒸溜所をあげての大イベントとなったそうです。
その様な場所に、何も言葉は発せないとは思いますが、
同じお酒に携わる人間として立ち会ってみたいものです。
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