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2009年のボルドーの最初の評価が出始めています。
プリムール商戦が始まったためで
世界的に不況だった去年は開催さえ危ぶまれたものです。
さて本日のタイトルにあるように「世紀のヴィンテージ」などという
言葉が出ていおりまして、「偉大なワイン」が多く産出された模様。
2000年以降“世紀の・・・”があまりに頻繁に使われてきたため
色褪せてしまっていますが、右岸・左岸そしてソーテルヌにいたるまで
一貫して高品質なヴィンテージとなりました。
ワインの消費が大きく伸びている中国のバイヤーが
買い漁ることは確実視されていて、
日本の市場はスルーされて多くのワインが中国へ流れるのでしょう。
この点が今までと違うところで、未だかつてのように
ワイン、とりわけ高級ワインの値下がりに歯止めがかかっている状態。
中国市場というパイが下支えしているのです。
さて、このヴィンテージの価格ですが、プリムールの最初の値段で
30000円台に乗るようで、末端ではまた当方もない値段になってしまう
のでしょうね。
中国の巨大な胃袋が世界中の高級ワインを飲み尽くす
この構図が「お決まり」のパターンになってきました。
そのうち日本にはまわってこなくなりますね。
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