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アサヒビールが来年3月に発泡酒の新商品“スタイルフリー”を投入するそうです。
“糖質ゼロ”という健康志向をを打ち出したの商品です。
先日、テレビのワイドショーで、同じ糖質ゼロというレシピで
料理を提供する“医師が経営している”レストランが出ていて
奇異に感じたのですが、実際自分が取り扱っている嗜好品であるべき
お酒にも登場してくると躊躇してしまいます。
糖質が何の病気に悪影響を与えるのかなど
素人の私は詳しくないのですが、
これから激増の一途を辿るであろう高齢者のことを考えると
こういった(言い方はすごく悪いのですが)「身体を騙しながら飲む酒」の
需要は益々増えるのではないかと思います。
私が担当してるワインの世界でスタンダードになりつつある
オーガニック、バイオ・ダイナミックなどという言葉は
葡萄の実そのものが健全さを取り戻した環境で造られ
無くしてしまっていた葡萄本来がもつポテンシャルが
十分に引き出されるということだけではなく
二次的に身体の中にそういう“自然で健康なもの”を取り入れたいという
意識が働いて広まっているのかもしれませんね。
今日社内で私が学生の頃・・・もう17、8年前だったでしょうか
デパートの入り口で、発売されたばかりのアサヒ・スーパー・ドライの
試飲缶を配るキャンペーンのアルバイトをした話をしました。
本当にスーパー・ドライが発売されたばかりの頃で
スーパー・ドライは売れ始めていましたが、まだまだキリン・ラガーが強く
こんなに大きなブランドになるとは、誰もが予感するような段階ではありませんでした。
当時はバブル前で、今とは随分世の中も違っていたように思いますが
その頃誰が将来健康志向のお酒が続々発売されると予想したでしょうか?
まあ、当時から(というよりずっと前から)養命酒のような
薬種はありはしましたが・・・やれやれ。
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