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今日輸入元さんより、現在絶好調のカリフォルニアワイン
カレラの入荷時期の知らせが入りました。
新ヴィンテージという事で次回入荷は2006年ヴィンテージになるとの事。
もうひとつちょっとびっくりさせられるニュースがついていました。
今回からセントラル・コーストはコルクで無くなるとのこと。
コルクで無ければシンセティック(人造)やスクリューキャップが多いのですが
カレラが採用したのは、Vino-Sealというガラスのキャップです。
簡単に言うと、ガラスのデキャンターを想像してみて、
それに付いている逆さにしても漏れない密閉性の高いガラスの蓋がありますよね
それが更に進化した形のものです。
確か3年前にドイツのシュロスフォルラーツのオーナーが開発したもので
ちょうど3年前お会いした際その栓を持参して周囲の方に説明されていました。
当時は「こんなのも可能なんだ」と他人事のように思っていましたが
いつの間にか広がっていたんですね。
このヴィノ・シールは密閉性が非常に高いため
その「一見ただのガラス栓にみえる」キャップをしてキャップシールで止めるだけで
完全に外気を遮断する事ができ、劣化の心配のあるコルクよりも健全に、
さらにはより長期に、そして場合によっては瓶を立てた状態でも
熟成が可能だとのこと。
更に驚かされるのはシンプルな形状である為
抜栓する事に何の技術も必要とせず簡単に明ける事ができ
また、何度も明けては蓋をはめ直すことができるのです。
長期的には無理ですが、密閉度が高いため簡単なストッパーとしては
十分に使えそうです。
調べているうちに思ったのですが、これだけ密閉性が高いのであれば
スクリューキャップのように、極端な温度上昇と変化が無ければ
ワインセラーは必要としないかもしれませんね。
既にヨーロッパを始め多くのワイナリーで採用され始めているようで
これから見かけるようになるんでしょう。
ただ、恐らくコルクよりもかなりコストがかかりそうなので
低価格なワインから高級ワインに至るまで広がっているスクリューに対し
このヴィノ・シールがどの位低価格なワインにまで広がるのかは
かなり疑問です。
しかしこのタイプが主流になってくると
ソムリエさんの見せ場が亡くなっちゃいますね。
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