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昨日は北京オリンピックまで後一年といイベントが
賑やかに行われていましたが
多くのニュース番組で
オリンピックが近づく中
中国国内での中央と地方、貧富の格差の開き
環境・公害問題など、当面中国が避けて通っている問題を
大きく扱っていました。
中でも驚かされたのが、豊かに流れる川があるのに
その水量の全てを省が北京に売っているので
農業用水として使うことが許されていないことでした。
豊かな川のほとりにある農地は干からびており
つい数年前まで米を中心とした穀倉地帯だったのに
今ではその土地からは、トウモロコシでさえ満足に収穫する事が出来ない、
その反面、北京では豪華な噴水やプールがどんどん造られていて
地方から生活を削って送られる水が提供されていても足りないという。
他国を批判するつもりはありませんが
依頼に向けて何もビジョンも準備も有りませんね。
こんな事では、未来の農業が心配です。
黄砂の飛来回数が増えていること然り、
影響は中国一国に留まらないからです。
お酒造りは農業なくしては語れません。
何ゆえ、農業を犠牲にして都市の開発を進めなければならないのでしょう？
いまなら未だ間に合うかもしれませんが
雑草も育たなくなった砂漠のような土地から
新しく芽が吹き出すようになるには
長い努力と時間がかかるはずです。
彼の国では、出遅れた経済発展を取り戻す為に
政府自体が目を閉じているのだとは思いますが
そろそろ見開いて、足元がどうなているのか
ちゃんと見て欲しいものです。
先日も、テレビで日本で教鞭をとるチベット人の大学教授が帰国して
現地がどのようになっているかを伝えていましたが
彼の故郷、チベットの草原（であったところ）は
見る影もなく至るところ砂漠化していました。
あの光景もショッキングでしたが、昨日の
豊かな川となかば砂漠化した農地とのコントラストは異様でした。
彼の国の政策は、なかばＳＦの様でさえあります、驚かされます。
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