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フランス農務省統計によるとコニャックとウォッカの輸出が
好調だそうで「コニャックの好調な輸出と、ウォッカの輸出の急伸により
この2年間のフランスの蒸留酒は輸出黒字」となっているそうです。
コニャックの輸出は2年連続で増加し、2006年10年前の1996年より20%増加した。
北米向けの輸出がこの10年間で倍増したのに対し
アジア向けは、10年前は半分以上のシェアを占めていたものの一転
財政危機などで落ち込み、96年より約39%減少し、シェアは29%にまで低下しました。
中国やシンガポールなどは伸ばしているだけに、およそ日本向けを中心に
輸出が大幅に落ち込んでる事が良く判ります。
ウォッカの2006年の輸出金額は、1996年に対し約20倍と大幅に伸びていて
2005年〜2006年の一年間でもおよそ2倍と伸びは留まっておらず
今後も伸びつづけそうです。
輸出の80%以上は米国向けで、高額品が好調のため
この3年間で輸出金額は3倍に増加。
日本でも輸入商社各社が高級ウォッカの売り込みに躍起ですが
アメリカの伸びほどにはいたっていないようです。
10年ほど前は日本国内では、ウォッカといえばロシア産とアメリカ産で
シェアの大半を占めていたのですが、
フランスをはじめヨーロッパ産のウォッカのブランドが増えたものです。
雑誌などではまだまだ日本未発売の高級ウォッカの宣伝が掲載されていますし
それらはディアジオなどの総合酒類複合会社がコントロールしているので
日本でベルヴェデールなどが軌道に乗りしだい、矢継ぎ早に
第2弾、第3弾と投入される可能性もあります。
しかし、ピュア・ウォッカってそんなに潜在市場が残っているのでしょうか?
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