|
今週から、アントル・ド・メールとペサック=レオニャンで
白ワイン用の葡萄の収穫が始まりまるようです。
モン・ペラで知られるデパーニュ・ファミリーによると
所有するCh.トゥール・ド・ミランボーでは来週早々には
ソーヴィニョン・ブランの収穫を開始するとのこと。
白ワイン用の葡萄は、涼しい夏と折り合いがついて
比較的健康な収穫を得ることができる模様ですが
赤ワイン用黒葡萄についてはかなり悲観的な観測が出ています。
有機栽培を行っている生産者が特に被害を受けたようですが
カビやベト病などに襲われ、酷い所は90%収穫を失う生産者もある模様。
それでも大多数の生産者はグリーン・ハーヴェストにより
腐敗果の除去をて体的に行ったので、予想される収穫量はかなり減るものの
致命的な収穫減とはならない模様。
最終的にワインの出来の良し悪しを決定付けるのは
9月の天候次第ですが、天候の回復を祈るしかないのが実情です。
先日私が予想したようにメルローでさえ9月の中旬にしか始まらない模様。
天気予報をみるとここ一週間はあまり芳しくありません。
やはり7のつくヴィンテージは鬼門なのでしょうか。
数が少ないと取り合いになって市場からすぐ消えてしまう、
忘れられたヴィンテージになってしまうかもしれませんね。
|
|