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2月19日、フランスで最も古いネゴシアンの倉庫から
届いたばかりの2004年ボルドーの5大シャトーが250ケース(3000本)、
現地価格で600,000ユーロ(およそ9,400万円)
盗まれたことが発覚しました。
盗難にあう2、3日前に倉入れしたばかりである事と
数千アイテムの中から5大シャトーだけを選び出し
進入した形跡を残さずに、およそ4トンに及ぶワインを
運び出している事から、ネゴシアン内部に内通しているものがいることは
間違いないと、現地警察は考えているようです。
リポートによると、鮮やかな手口と、リリースされたばかりの
2004年の5大シャトーだけを狙った事から、
いわゆる「注文を請け負って仕事をする」完全なプロの仕業であるとのこと。
また、背後に控える依頼主は、これらの盗品を海外のマーケットで捌くはずであると
伝えています。
あらゆる瓶やラベルに記されているコードなど最新の追跡システムの発達で
フランス国内で流通させることはもはや不可能であるためとのこと。
ネゴシアンの輸出担当者は、既に支払済みで商品を渡すだけになっていたとのことで
全て半金して対応するするそうなので、これらは全てプリムール品だったようです。
2004年のボルドーはプリムールの価格と現在の取引価格が二倍に以上に
なっており、とてもお買い得なものとはいえない状況です。
記事にあるように、ようやく流通し始めた新リリースが
何処からとも無く250ケース程度現われても何の不思議もありませんね。
個人的には日本のマーケットに入ってくることはありえないと思います。
では、どこか?
かつて“2●革命”に湧き、今やマフィアで有名な国ではないでしょうか。
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