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ディアジオ・モエ・ヘネシーがジャーディン時代から
“クリスチャン・ムエックス”です長らく販売してきました、
ボルドーのクリスチャン・ムエックスの
エージェント権が、日本リカーへ変わるそうです。
頭に“クリスチャン・ムエックス”のつくジュネリック・ボルドーとして
レストランさん向けにポルロールほかボルドー・シュペリュールまで
フルボトル、ハーフボトルと多岐に亘って展開しているブランドワインと
ペトリュースを筆頭に、ラフルールやラ・トゥール・ア・ポムロールなど
ムエックスが誇る、ブランドワインなど全て替わるようです。
ディアジオはニュー・ワールドの社外ブランドのワインを
既に手放しており、LVMHグループ内のワインだけを
取り扱うようになっていましたが、
いよいよムエックスのワインも手放しちゃうんですね。
同じグループ会社のヴーヴ・クリコは
専売契約を結んでいる、幾つかのシャトーと
シュヴァル・ブランとイケムという強力なブランドを持っていますが
もしかすると、クラウディ・ベイやケープ・メンテルのように
ディアジオさんに移管するのかもしれません。
さて、かたや迎え入れる日本リカーのほうですが
既に同じ系列である、ジャン・ピエール・ムエックスから
トロタノワなどの商品の供給を受けていますが、
クリスチャン・ムエックス社とは異なるワインを供給を受けており
(ペトリュースは除く)ボルドーの幅が広がります。
日本リカーは現在メルシャンの傘下にあり
メルシャンがキリン・ビールの子会社になったことから
先行きを心配していましたが
ブランドを増やした事により、存在意義がより高まったのかもしれませんね。
日本リカーはキリン・ビール=メルシャン=日本リカーのグループ内で
いわゆるワイン・ファイン(高品質ワイン)の販売を受け持つのではないでしょうか?
メルシャンは確かに大手ワイン輸入商社ですが
ボルドーやブルゴーニュのトップ・レンジに関してはあまり目立ちません。
ニュー・ワールドもオールド・ワールドも生産者と手を組んで
ブランドを育てているという印象を受けます。
どちらかというとファイン・ワインの分野に関しては日本リカーに
実績があるような気がするのです・・・個人的な勝手な推測ですが。
さて、ムエックスといえばペトリュース、
これまでのディアジオへの割当が、全て日本リカーに回ります。
当店としては、割当が増えるか如何がとても気になるところです。
そして、ラフルール。現状殆ど手に入りませんがどうなんでしょう?
気になるところです。
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