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188年の歴史を誇る、ボルドーで最も古い名門ネゴシアン、カルヴェが
新興のワイン会社J.P.シェネに近く売却されるとのこと。
カルヴェは2003年に、グレイ・グースを生産するH.ムーニエが
大株主となったばかりですが、H.ムーニエ側が
買い手を探していた模様です。
カルヴェといえば、今でこそ1ネゴシアンですが
かつては、多くのシャトーを傘下に持ち
5大シャトーなどのワインの瓶詰めも行う
ボルドーでも名門中の名門でした。
そういえばずっと前、私がレストランで働いていた頃
福岡のレストランの多くで料理用にカルヴェの赤のマグナム瓶が
使われていましたね・・・懐かしいです。
J.P.シェネは日本ではキリンビールが扱っていますが
低価格レンジのワインが専門という印象が強い会社です。
フランス最大手の飲料会社とのことで
ここ数年で何度も規模縮小を行ってきたカルヴェとの差は大きく
売却後は、ブランド名が辛うじて残るか、或いは“かけら”も残らない
かもしれませんね。
カルヴェは古くからサントリーさんがフランスワインの基幹ブランドとして
売ってきたので、日本でも認知度が高かったのですが・・・時代の趨勢でしょうか?
レストランやスーパーでもあまり見かけなくなりました。
ブランドまで消えてしまったら寂しいですね。
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