酒道

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【335】葡萄の出来栄え[0] / 【334】ブリックラディ蒸留所のマ...[0] / 【333】今年で３回目だそうです。[0] / 【332】一ヶ月かけてしまいました...[0] / 【331】飲酒のリスク[0] / 【330】トマト酒ブームですね[0] / 【329】ポールジロージュース[0] / 【328】ワインのゲーム!?[0] / 【327】山崎蒸留所より新商品発売...[0] / 【326】ブランドイメージでしょう...[0] /

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【335】葡萄の出来栄え

バッカス松お - 07/10/4(木) 23:05 -


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先日あるワインセミナにー参加してきました。
「世界のシラー｣を主題にしたティスティングセミナーだったのですが
私の体調が悪く、殆んど香りが判らず
後半のセミナー部分だけを必至に書き取るのが精一杯でした。

５つの試飲アイテムのうち
フランスを代表するシラーの生産地のひとつとして
ローヌのサン･ジョセフの２００３年が出ていたのですが
講師の方のコメントが興味深かったので書いておきます。
「サン･ジョセフはもともと比較的軽めのワインなのですが
この２００３年は“特に暑い”年だったので、生産者の意図する
葡萄の成熟したタイミングでは収穫できなかったでしょう。
早めに収穫したが故に、本来備わらなければならない葡萄本来の
風味にかけていると思います。」みたいな事を言われていました。
前回のセミナーの際も、出来るだけ収穫は遅らせたいのだけれども
酸を失ってしまうので遅らせすぎることも出来ないと言われていました。

特に今回のセミナーで「シラーという葡萄はメルローよりも酸が強いが
成熟期になると酸を失いやすい」と説明されていたので
“酸を失ってしまった”２００３年のブルゴーニュ同様
ローヌにとっても厳しい年ではなかったかと思います。

今回試飲に出された他のワインは、
まだまだ若々しく魅力に溢れるものばかりでした。
それでもこのサン･ジョセフは、この数年間の飲み頃に
難しかったヴィンテージなりのサン･ジョセフのテロワールが
表現されているワインとして魅力ある、
生産者の苦労が垣間見えたワインでした。

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【334】ブリックラディ蒸留所のマッキュワン氏。

バッカスおま２ - 07/10/3(水) 23:05 -


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アイラ島にある、ご存知ブリックラディ蒸留所。
所有者が変わり、前所有者の残した原酒が無くなった為？？
定番品でしたオフィシャルの「１０年」「１５年」が
終売になった事は、記憶に新しい所です。

ただ、現所有者達は新しいスピリッツを蒸留し、
熟成し続けています。

この度、正規輸入元である「ジャパンインポートシステム」さんが
直接、蒸留所と交渉し、日本向けだけに、
新商品「クラシック」をボトリングしてもらい、
これを新定番品として、リリースするという事です。

表記に熟成年数が無いのは、
想像ですが、比較的若い原酒もブレンドしているからでしょう。
現段階では、１０年前後の熟成年数という
曖昧なニュアンスでしか、輸入元さんは答えてくれませんが、
この新モルトを試飲できるチャンスが巡って来ました。

ブリックラディ蒸留所のマスター・ディスティラーである
「ジム・マッキュワン氏」のセミナーが
ジャパンインポートシステムさん主催で
全国３箇所、延べ４日間に渡って開催されます。

以下、詳しい会場及び日時です。

福岡会場：ホテル日航　福岡
　　　　　平成19年　11月21日(水)　13:00～

大阪会場：ホテルモントレ　ラ・スール大阪
　　　　　平成19年　11月22日(木)　13:00～　15:00～（二部開催）

東京会場：時事通信ホール（中央区銀座）
　　　　　平成19年　11月26,27日(月､火)　各日13:00～　15:00～（二部開催）

各会場ともに、人数の制限はございますので、
早めにお申し込みを！

お申し込みは、飛鳥名酒販売　浜線店　田上（たがみ）迄
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　096-370-0160

　　

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【333】今年で３回目だそうです。

バッカスおま２ - 07/10/2(火) 21:54 -

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～添付ファイル～

・名前	： 9931-2.jpg
・サイズ	： 66.1KB

本日より、「シャンボール」「フィンランディア」「スカイ９０」
の３種が、サントリーさんより、新発売となりました。

心配された「シャンボール」は、案の定「高い…」と
お叱りを受けましたが、
現在の所、正規品の入荷しか見込めず、
この価格でしかお渡し出来ない状況です。
当面は、お時間をかけてご理解して頂くしか無いようです。

安価な並行品が出てくるようでしたら、
随時この酒道、若しくは月刊飛鳥にてご報告致します。

さて、同じサントリーさんネタから一つ。

「響30年」が、9月26日（水）にイギリス・ロンドンで開催された
「第12回インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ　2007」（ISC）
の授賞式において、
同コンペティションの最高賞にあたる「トロフィー」を受賞しました。

今年で３回目でもうお馴染みになりつつありますが、
2004年度第9回ISCにおいて、日本で初めて「トロフィー」を受賞し、
その後、2006年度。今年は昨年引き続き2年連続3回目の最高賞受賞となり、
サントリーさんのウイスキー原酒の品質の高さと卓越したブレンドの技術に
対する世界での評価が、ゆるぎないものとなった証ですね。
今回の受賞に際し、審査委員長のジョン・ラムゼイ氏は
「響30年は、他のどのウイスキーにもない味わい深いフレーバーに富み、
非常に優れた最高のウイスキーだ。」と評しています。

この事からも、ジャパニーズ・ウイスキーの
世界での地位が向上している事が伺えます。

【9931-2.jpg : 66.1KB】

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【332】一ヶ月かけてしまいました。

バッカス松お - 07/10/2(火) 2:03 -


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とうとう10月になってしまいました。

おなじみ“月間飛鳥”は社内事情がありまして
9月号を発行することが出来ませんでした。
今月の予定を含め、ギリギリ今日までにある程度調整がつきましたので
そのあたりのところも、差し込み案内を作成いたしまして明日発送致します。

ここ暫くバタバタしておりまして、当飛鳥のスタッフは
心静かに先々の仕入の事やこの酒道の内容を練る時間をもてず
慌しくしております。
恐らく今月、来月あたりを乗り越えるとリスト作成なども
スケジュールがきちんと組めるようになる思います。
どうかよろしくお願いします。

10月号は内容盛りだくさんなので、ここでは書けません。
２、３日中にお届けできると思います。ご期待ください。

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【331】飲酒のリスク

バッカスおま２ - 07/9/30(日) 19:08 -


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本来、酒屋である私が、こんな話に
触れてはいけないのかも知れませんが、

あまりにも、釈然としないオチだったので
「敢えて」触れようと思います。

米保険大手カイザー・パーマネンテが
先日発表した調査結果によると、
女性が毎日飲酒した場合、
乳がんになるリスクが拡大する傾向が確認されたそうです。
注目すべきは、酒の種類を問わず、
健康に良いとされる赤ワインでも発生率が高まっています。

調査は約7万人（うち2829人が乳がん発病）を対象に実施。
ワインなどを毎日3杯以上飲む女性の乳がん発生率は、
ほとんど飲まない女性より30％も高いそうです。

同社研究員は
「毎日3杯以上の飲酒が乳がん発生率拡大につながるのは、
毎日1箱以上の喫煙が肺がん発生率拡大につながるのと似た関係にある」
と警告を促しています。

毎日1、2杯飲酒する女性の乳がん発生率も10％高かったため、
家族に乳がん患者がいる場合などは
飲酒習慣に注意が必要だとも助言。

今日まで、飲酒と乳がんリスクの関連性は指摘されてはいましたが、
血圧低下などの効果がある赤ワインは例外との意見もありました。
しかし、今回の大規模調査で、
赤ワインやビール、ウイスキーの間に違いはなく、
アルコール摂取量が発がん率を左右する傾向があるそうです。

ただ、リスクを高める原因は未解明です。

長々と書きましたが、
1、2杯で10％高い。3杯で30％高い。
だけど原因はわからない。
じゃあ結局なんなんでしょうか？
本当にアルコールが原因なの？

ただ一つ言える事は、
「そんなの関係ね～」です。

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【330】トマト酒ブームですね

バッカス松お - 07/9/29(土) 23:10 -


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ＷＥＢのニュースでも出ていましたが
トマトを使用したリキュールや低アルコール飲料が売れています。

当店でも地味に頑張っている「ラ･トマト」はメーカーである
合同酒精によると、通年ベースで恐らく前年の３倍
サントリーの「トマトマ」は年間目標を軽くクリアし
目標設定を２倍に、最後発のアサヒ＆カゴメの「トマーテ」も
10日間で軽く24万箱を出荷するなど絶好調です。

バー業界から見ると、ブラッディー･メアリーやレッド･アイなど
かなりポピュラーなカクテルがあって、
今まで無かったのが不思議なくらいです。
それだけに自然に市場に受け入れられたんでしょう。
殊にＲＴＤ市場が広がっている中で
限りなくそれに近いアルコール飲料として、料飲店市場でも
受け入れられていることとは大きいと思います。
美味しいトマトの供給源さえあれば、値段が多少高くても
売れるかもしれませんね。

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【329】ポールジロージュース

バッカスおま２ - 07/9/29(土) 0:09 -


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本日は、色々とすることがあり、
この時間に酒道を書き込んでおります。

先日、輸入元の変更をお伝えしていました
「フィンランディア・ウォッカ」ですが
問屋さんから正式な見積りが届きました。
が、そのままですと、ちょっと値上げになってしまうんです。

１０月号の校了も終わり、印刷へとまわしているので、
バッド・タイミングもいいところです。
今後、サントリーさんとの交渉という事になりますが
こんなご時世ですので、あまり多くは望めません。
出来る限り、努力はします。

そんな暗いニュースばかりの中、
毎年恒例となりつつある、
「ポールジロー・スパークリング・グレープジュース」
の当店確保数のお知らせがきました。

今年は、５０ケース（６００本）押さえる事が出来まして、
多くのお客様へお渡し出来そうです。

今年は、あまり天候に恵まれず、難しいヴィンテージと
なったようですが、酸味と糖度が程よくとけあった
バランスの良い葡萄が出来ているそうです。（８月下旬での段階では）
自然が相手ですので、
ジュースが完成し、日本へいつ入荷するのかは、
未定ですが、昨年のようにクリスマス前には間に合って欲しいですネ。
祈るばかりです…。

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【328】ワインのゲーム!?

バッカス松お - 07/9/27(木) 22:52 -


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ワイン専門誌“デキャンター”によりますと
任天堂のＤＳ用の教育ソフトのひとつとして「ワインゲーム」を
発売するとのこと。
参考資料とウンチク、クイズ、エチケットなどからなるそうで
一般愛好者を対象としている模様。
11月下旬の発売予定のようですが、どんな内容に
なっているのか興味津々ですね。
任天堂は脳トレを始めとした教育ソフトに力を入れていて
子供向けの単なるゲーム媒体から大きく脱皮しようとしている中で
こういったソフトが生まれてきたのでしょう。
後発で「バーテンダーDS」というソフトも発売予定だとか（本当です）

とりあえずハードを持っていないので
このソフトの評判次第で購入を検討しようと思います。

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【327】山崎蒸留所より新商品発売。

バッカスおま２ - 07/9/26(水) 22:30 -


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業務店様（バー）限定で、
「THE CASK OF YAMAZAKI」２種が今年の暮れ、
１２月４日に新発売されます。

「CASK OF YAMAZAKI　1993ヘビリーピーテッドモルト」
1993年5月蒸留、ホワイトオークのパンチョン樽熟成。
色：明るい黄金色　香り：しっかりしたスモーキー、スッキリとしたキレ。
味：バーボン、バニラの甘さ
フィニッシュ：甘味、スモーキーがしっかりと長く伸びる。

参考上代：9,000円

「CASK OF YAMAZAKI　1990シェリーバット」
色：明るい茶褐色　香り：ややおとなしいレーズンの様。
味：甘酸っぱい、濃厚で芳醇な果実
フィニッシュ：ウッディ、レーズン様がしっかりと長く伸びる。

参考上代：13,000円

それぞれ全国で1,500本程度の限定品です。
各地区、割り当てになる模様で、
九州へは170本前後の割り当てになります。
熊本へは50本の割り当てになりまして
当店では15本入荷いたします。

もうお馴染みのシリーズですが、
敢えて一言。
樽出し強度、ノンチルの商品でこの価格は
まぁ納得の価格でしょう。
納品できるお店がバーという風に縛られていますが
ご理解下さい。

ご興味ある方は是非！

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【326】ブランドイメージでしょう。

バッカス松お - 07/9/25(火) 22:55 -


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昨晩テレ東が制作している“ガイアの夜明け”で
話題になっている“中国の食品の今”をリポートしていました。
その中でアサヒビールが有機無農薬栽培の農場を経営して
野菜や穀物を造っている姿がありました。

一晩明けた今日は、ニュースでサントリーが
来年４月から一般消費者の家庭菜園向けに、
野菜の苗の販売を始めると発表したとのこと。
高級トマト５品種（日本未発売）から手掛ける模様。

先のアサヒビールは「アサヒビールが安全で安心な食品を提供する事で
アサヒビールのブランドイメージの向上」を目論んでいると
言っていました。
サントリーは家庭菜園という媒体で“身近な”イメージを
より定着させようとしているのでしょうか？

キリンビールは日本では“母の日”でお馴染みの
カーネーション(世界シェア35％）やペチュニアでは
種苗メーカー（花の苗を開発し、苗を売る会社）としては
シェア世界第一位となっています。
そういえば、このキリンの種苗も中国国内でパクリ（無断増殖）に遭って大変だと
ちょっと前の番組でもやっていましたね。

前にも書きましたが、酒造りと農業は直結しています。
原料農産物をいかにして良いものを確保しうるかは
各メーカーの長年のテーマだったでしょう。
自社での開発研究を進め、自前で良い原料農産物を開発するということは
自然な発想だったでしょう。
そういった中で２次的に他の農作物へのノウハウ転用が出来るように
なったんだと思います。

かつて農薬漬けとまで言われた日本の農業が脱皮してゆく中で
これら酒造メーカーが果たしてゆく役割は大きいような気がします。
日本の農業が、本当の意味で世界の注目を集めるようなった時
本当のブランドになっているかもしれません。

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